NO.175「よ」のつく元気になった邦画2
「酔いどれ天使」(ヨイドレテンシ)
<元気コメント>
内側に1本芯の通ったものを持っている者は逆境の中でも心の強さが光る。
<あらすじ>
駅前のヤミ市附近のゴミ捨場になっている湿地にある小さな沼、暑さに眠られぬ人々がうろついていた。
これら界わいの者を得意にもつ「眞田病院」の赤電燈がくもの巣だらけで浮き上っている。
眞田病院長はノンベエで近所でも評判のお世辞っけのない男である。
眞田はヤミ市の顔役松永がピストルの創の手当をうけたことをきっかけに、肺病についての注意を与えた。
血気にはやる松永は始めこそとり合わなかったが酒と女の不規則な生活に次第に体力の衰えを感ずるのだった。
松永は無茶な面構えでそっくり返ってこそいるが、胸の中は風が吹きぬけるようなうつろなさびしさがあった・・・
<データ>
「
酔いどれ天使」製作:1948年
監督:黒澤明(クロサワ アキラ)
出演:志村喬 シムラ タカシ (眞田)
三船敏郎 ミフネ トシロウ (松永)
山本礼三郎 ヤマモト レイザブロウ (岡田)
中北千枝子 ナカキタ チエコ (美代)
木暮実千代 コグレ ミチヨ (奈々江)
解説:「新馬鹿時代」「春の目ざめ」の本木莊二郎の製作。
「素晴らしき日曜日」の植草圭之助と「素晴らしき日曜日」「銀嶺の果て」の黒澤明との共同脚本を「
素晴らしき日曜日」以来の黒澤明が演出する。カメラは「新馬鹿時代」の伊藤武夫が担当。
「
七人の侍 」の三船敏郎、志村喬、「素晴らしき日曜日」につぐ中北千枝子、「消えた死体」以来の木暮実千代らの共演に「女優(1947)」「雲は天才である」(製作中)の千石規子、「春の目ざめ」の久我美子のほか飯田蝶子、進藤英太郎、清水将夫らが助演している。異色キャストとして笠置シヅ子が登場する。
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【コラム:夢のホームシアター26】
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<「酔いどれ天使」と言えば>
(三船を世に知らしめた一本)
本来この作品の主人公は医師の真田役・志村であるが、準主役・三船の強烈な魅力が主役を喰ってしまった。
これにより、黒澤は以降の諸作品に三船をメインに起用していく。
事実上、三船を世に知らしめた一本といえよう。
当初、脚本の植草圭之助は、松永が苦悩の末に街娼と心中に至る筋書きを提案したが、黒澤はそのようなロマンチシズムではなく「やくざ・暴力否定」の主題を重要視、暴力に訴える人間の末路として松永は抗争の果てに自滅するよう書き改められた。
しかし、三船のギラギラした野性味は演出や撮影段階で抑えきれず、黒澤は抑え込むよりむしろ活かすほうにアイデアを変えた。
結果として、観客はその魅力に圧倒され拍手喝采した。
当時、戦争帰りの若者には社会復帰出来ず自暴自棄的傾向(アプレゲール)に陥る者も多く、黒澤はそれに対して警鐘を鳴らす意味を込めたはずが、三船の個性は半ばそれを吹き飛ばし、暴力とニヒリズムの魅力をスクリーンいっぱいに吐き出し賛美されたのは皮肉である。
(医師・真田は実在の人物を元に)
医師・真田に関してだが、当初は若く理知的な、医療を天職としてその使命に燃える理想的人物という設定だった。
しかしそのせいでか、脚本の執筆はその初期段階で頓挫し一向に進まなくなってしまった。
黒澤・植草両名は半ば諦めかけたが、かつて製作前の取材で出会った婦人科医師を思い出しイメージしたことにより一挙解決へ向かった。
その人物は劇中のような場末で無免許の婦人科医をやっていたような類いだった。
中年でアル中・下品を絵に描いたような人間だったそうだが、会話中に時折見せる人間観察・批判、そして自嘲するような笑い方などに哀愁と存在感があったそうだ。
映画中の医師・真田はそんな実在の人物を元に描き出されたキャラクターであるが故に、三船のやくざに対抗しうる反骨・熱血漢に成り得たともいえる(もちろん下品ではないし婦人専門でもないが)、そんなエピソードも残っている。
実際、志村の演技には三船に劣らない気迫があり、志村も本作品以降の黒澤映画において大変重要な俳優として活躍を見せ、名実共に志村主演の黒澤作品『生きる』でその真骨頂を披露することになる。
(笠置が歌う「ジャングルブギ」は黒澤が作詞)
劇中で笠置シヅ子演じる歌手が歌う「ジャングルブギ」
(笠置シヅ子/全曲集) は、監督・黒澤明が作詞したもの。作曲は服部良一。 はじめ黒澤は「腰のぬけるほどの恋をした。」という歌詞を提供したが、「こんなえげつないの、わて、歌われへん。」と笠置がごね、已む無く「骨の溶けるような恋をした。」と書き改めた。
このシーンは身体全体を使って歌うステージが延々と続き、当時の笠置のエネルギッシュな芸風がうかがわれる貴重な資料でもある。
黒沢は音楽にこだわり、山本礼三郎がギターをつま弾きながら陰鬱な「皆殺しのブルース」を歌ってその後の主人公の転落を暗示し、落ちぶれた主人公が不治の病に苦しみながら闇市をさすらう場面では「カッコウワルツ」の底抜けに明るいメロデイが流れ、対位法的な効果をあげていた。
闇市のセットは当時としてはかなり大がかりのもので、溝に湧くメタンガスなど出来るだけ実物に即して作られた。
(参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
<映画クイズ>
▲今回「酔いどれ天使」の中で
松永の骨を大事に抱えて旅立ったのは誰?
(正解は次回)
▼前回「夜の豹」の中で
ジョーイが経営しようとする新しいナイト・クラブの出資者であるヴェラがリンダにやらせようとしたことは?
正解 ストリップ
◆◆この映画をご覧になった方は感想をお寄せ下さい
↓NO.174「夜の豹」をご覧になってお寄せ頂いたお便りです
【キム・ノヴァクの魅力が】
キム・ノヴァクのファンです。
この作品でもその魅力がいっぱいですね。(りょうたん)
☆☆りょうたんさん、お便りありがとうございました。
キム・ノヴァクの出演作品でおススメがございましたらぜひお寄せ下さい。(映画で元気)
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【りょうたんさんのオススメ「媚薬」】
早速、キム・ノヴァク作品のおススメです。
色々迷いましたが、「媚薬」にしました。(りょうたん)
☆☆りょうたんさん、何度もお便りありがとうございました。
キム・ノヴァクがニューヨークに住む魔女の役でしたね。
またのお便りをお待ちしております。(映画で元気)
<データ>
「
媚薬」(Bell Book and Candle)製作:1958年 アメリカ コロムビア配給
監督:Richard Quine リチャード・クワイン
原作:John Van Druten ジョン・ヴァン・ドルーテン
出演:James Stewart ジェームズ・スチュアート (Sheperd Henderson)
Kim Novak キム・ノヴァク (Gillian Holroyd)
Jack Lemmon ジャック・レモン (Nicky Holroyd)
Ernie Kovacs アーニー・コバックス (Sidney Redlitch)
Hermione Gingold ハーミオン・ジンゴールド (Mrs. De Pass)
解説:「黄金のキャデラック」のリチャード・クワイン監督の新作。
ジョン・ヴァン・ドルーテンの舞台劇「ベルと本とローソク」を「ピクニック」のダニエル・タラダッシュが脚色している。
現代のニューヨークに住む魔女と、ある出版業をいとなむ男の奇妙な恋物語。
撮影は「老人と海」のジェームズ・ウォン・ホウ。
音楽はジョージ・ダニング。
出演しているのは「めまい」で共演したキム・ノヴァク、ジェームズ・スチュアートの2人に、「カウボーイ」のジャック・レモン、「情婦」のエルザ・ランチェスター、アーニー・コバックス、フィリップ・クレイ、ジャニス・ルール、ハーミオン・ジンゴールド、ハワード・マクニーア等。
製作ジュリアン・ブロースタイン。
コメント
脱チェリーボーイ!!!
10万頂きましたぁぁぁぁ!!
http://c-cock.com/mgs/wpn6meq
結局は・・・な( ̄ー ̄)ニヤリ
てか、いつもこうなんだよな( ^∀^)ゲラゲラ
若い子ってみんな最初はなるべく安い交渉してくるけど、結局我慢できなくてバンバン大金くれるし(^^;
まっこっちとしては若い娘とヤれて金もたんまり入るから有難いけどね( ̄ー ̄)
http://mooootant.net/honey/zHenb00/
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