NO.126「す」のつく元気になった邦画2
<元気コメント>
こんな辛い日々もあった。
だが、気の持ち方一つで人生はバラ色になる。
<あらすじ>
雄造と昌子はある日曜日楽しいランデヴーを計画したが、現実はあまりにもはかなく惨めだった。
たった三十五円の日曜日。
スピードくじも無駄だった。
十万円の住宅見本も、彼らにとっては雪の彼方のものだろう。
アパートの借間も、行ってみれば手が出ない。
子供の野球に飛び入りすれば、雄造の打ったボールは露店に飛び込み損害賠償を払わせられる。
あと二十円。
ふと兵隊の時の戦友がいまキャバレーの社長をしているのを思い出した雄造は、その友人をダンスホールに訪れたが、街の紳士なみに扱われくさって出てくる。
二人の気持は沈むばかりだった・・・
<データ>
「素晴らしき日曜日」

製作:1947年 東宝
監督:黒澤明 クロサワ アキラ
出演:沼崎勳 ヌマザキイサオ (雄造)
中北千枝子 ナカキタチエコ (昌子)
菅井一郎 スガイイチロウ (闇屋)
有山緑 (闇屋の女)
森敏 (アパートのおやじ)
解説:「わが青春に悔なし」
を発表後「四つの恋の物語(1947)」第一話(初恋)「銀嶺の果て」(谷口千吉監督)等のシナリオを書き下した黒澤明の監督作品。脚本は「今ひとたびの」の植草圭之助、撮影は「幸運の仲間」「わが青春に悔なし」「四つの恋の物語(1947)」第四話(恋のサーカス)の中井朝一がそれぞれ担当。
沼崎勳、中北千枝子が主演するほか、ロッパ一座の渡辺篤、エノケン一座の中村是好、菅井一郎、小林十九二、清水将夫らが出演している。
「わが青春に悔なし」:黒澤明、戦後初の単独監督作品。1933年の京大事件と第ニ次大戦中に発覚したゾルゲ・スパイ事件を基に、帝国主義に立ち向かうヒロインを描いたドラマ。昭和8年。京都帝国大学の教授・八木原の一人娘である幸枝に想いを寄せる実直で行動派の野毛、秀才型で日和見的な糸川という対照的な二人の学生がいた。軍国主義が強まる中、野毛が左翼運動へと身を投じ、糸川は法曹の道を目指していたが・・・
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【コラム:夢のホームシアター7】
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<「素晴らしき日曜日」と言えば>
★監督:黒澤 明
(くろさわ あきら、1910年3月23日 - 1998年9月6日)(黒沢 明とも表記)は、日本の映画監督。
小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男らと共に、世界的に広く名前が知られている日本映画の 巨匠の一人であり「世界のクロサワ」、またその妥協を許さない徹底ぶりとワンマンな振舞に対して尊敬と皮肉をこめて「クロサワ天皇」などと呼ばれた。
米国映画芸術科学アカデミー会員。文化勲章受章者。東京都名誉都民。
(画家を志して)
東京府荏原郡大井町(現在の東京都品川区東大井)に4男4女の末っ子として生まれる。
父親は秋田県大仙市(旧中仙町)出身の元軍人、体育教師。
1928年、京華中学校卒業。画家を志して日本プロレタリア美術家同盟に参加、洋画家の岡本唐貴(白土三平の実父)に絵を教わる。
(1943年、『姿三四郎』で監督デビュー)
1936年、画業に見切りをつけて26歳でP.C.L.映画製作所(現在の東宝)に入社。主として山本嘉次郎の助監督を務める。
1943年、『姿三四郎』
で監督デビュー。以後、終戦を挟んで『一番美しく』『わが青春に悔なし』『素晴らしき日曜日』『醉いどれ天使』『野良犬』などの社会派ヒューマンドラマの佳作を次々と発表し、東宝の看板監督の一人となる。
「姿三四郎」:戦時下という状況で撮影されたにもかかわらず、大ヒットを記録した黒澤明監督の記念すべき処女作。明治15年、修道館の柔道家・矢野正五郎の人徳に打たれた姿三四郎が、門下生として修道館に入門。師の言葉の真意を理解し、柔道家として技能、精神共に成長していく。折りしも時代は、旧来の柔術と新しい流派のせめぎ合いが激しくなってきた頃。厳しい戦いと修行を重ね、三四郎は大きく成長していく…。
(1951年に『羅生門』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞)
1950年に大映で撮影した『羅生門』
(原作は芥川龍之介の『藪の中』)は1951年にヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞。その映像感覚が国際的に注目される。
続けてドストエフスキー原作の『白痴』(1951年)やヒューマンドラマの傑作『生きる』(1952年)を発表し、後者でベルリン国際映画祭上院特別賞を受賞。
「羅生門」:時は平安時代、土砂降りの羅生門の下で杣売りと旅法師、そして下人が、3日前に起きた不思議な話を語り始める。都にほど近い山中において、武士の夫婦が盗賊に襲われ、妻を犯し、夫を殺した、事件は検非違使によって調査されることになるが、盗賊と妻の言い分は真っ向から対立する。そして、霊媒師の口寄せによって夫の霊を呼び出し証言を得るが、その言葉もまた、二人の言い分とは異なっていた…。
【黒澤明】
(1958年黒澤プロを設立)
1954年に発表した大型時代劇『七人の侍』は大ヒットし、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞するなど国際的評価も受ける。
シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代を舞台に翻案した『蜘蛛巣城』(1957年)や娯楽時代活劇『隠し砦の三悪人』(1958年)を作成後に、独立プロダクションである黒澤プロを設立。
時代活劇の傑作『用心棒』(1961年)『椿三十郎』(1962年)、社会派サスペンスの傑作『天国と地獄』(1963年)を立て続けに発表し大監督の名声を確定させる。
黒澤プロの設立は、黒澤監督の意向によるものというより『隠し砦の三悪人』の大幅な撮影予定期間オーバーによる予算超過に業をにやした東宝側が黒澤にリスク負担させることにより、枷をはめようとしたものであり(収益の分配も東宝側に非常に有利な契約になっていた)、「天国と地獄」までの作品はその皮肉な成果といえよう。
枠をはめられる事を嫌っていた黒澤がその完全主義を徹底させ暴走した『赤ひげ』
(1965年、 山本周五郎原作)は撮影期間約1年を要し大幅な予算超過となり、東宝との関係を悪化させることとなった。「赤ひげ」:山本周五郎の名作を黒澤明監督が2年の歳月をかけて映画化した超大作。長崎で和蘭陀医学を学んだエリート青年・保本登は、見習いとして働くことになったが、養生所の貧乏くささや「赤ひげ」の異名をとるひげを生やした無骨な所長・新出去定に好感を持てなく、養生所の禁を犯して破門されることさえ望んでいた。しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさを知り、また、彼を頼る人々の姿に次第に心を動かされていく
(ハリウッドからのオファー)
ハリウッドからのオファーを受けるようになった黒澤は『赤ひげ』の撮影後、アメリカで『暴走機関車』
の制作を準備、主演にピーター・フォークとヘンリー・フォンダ、撮影監督にオスカー受賞者ハスケル・ウィクスラーが決定していたが、制作方針を巡りアメリカ側プロデューサーのジュセフ・E・レヴィンと深刻な対立が生じたために頓挫(後にアンドレイ・コンチャロフスキーが黒澤の脚本を原案として映画化)。1968年に日米合作『トラ・トラ・トラ!』の日本側監督を務めることになったが、米国側の製作会社であった20世紀フォックスと、演出方針や撮影スケジュール、予算を巡って激しく衝突。監督を降板させられた。
この事件は黒澤に精神的打撃を与えたとされており、2年後に自殺未遂事件を起こす。
そして日本の映画産業の衰退の時期と重なったこともあり、この後は5年おきにしか新作が撮れなくなる。
「暴走機関車」:黒澤明原案!圧倒的重量感で迫る、骨太アクション映画の傑作!1985年ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞!
(ソ連に渡り『デルス・ウザーラ』)
1975年にソビエト連邦から招かれ、ごく少数の日本人スタッフを連れてソ連に渡り『デルス・ウザーラ』
を製作。ソビエト連邦の官僚体制の中で思うように撮影が進まず、シベリアのタイガでのロケ撮影は困難を極めた。
完成した作品は、今までの作風と異なり極めて静的なものであったため日本国内では酷評も出たが、モスクワ映画祭金賞、アカデミー賞外国語映画賞を受賞し、日本国外では黒澤復活を印象付ける作品となる。
「デルス・ウザーラ」:ついに登場!オールソ連ロケによる黒沢明監督の異色作「デルス・ウザーラ」!製作本国ロシアの秘蔵マスターをDVD化。究極の美しいカラー映像と本邦初の充実蔵出し特典満載の究極仕様!!
(1985年11月文化勲章受章)
1976年11月、日本政府から文化功労者として顕彰される。
その後も、日本国外資本参加による映画制作が続き、ジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラを外国版プロデューサーに配した『影武者』(1980年)、フランスとの合作の『乱』(1985年)、米ワーナー・ブラザーズ製作でスティーブン・スピルバーグが外国版製作総指揮を務めた『夢』(1990年)等の作品を監督。
1985年11月、文化勲章受章。
『八月の狂詩曲』(1991年)、『まあだだよ』(1993年)に続く次回作として予定されていた『雨あがる』
の脚本執筆中に京都の旅館で転倒骨折。療養生活に入り1998年9月6日脳卒中により死去。
享年89(88歳没)。
叙・従三位。同年10月1日、映画監督としては初の国民栄誉賞を受賞、翌1999年には米週刊誌タイム・アジア版で「今世紀最も影響力のあったアジアの20人」に選ばれた(他の日本人の受賞者は昭和天皇・盛田昭夫・三宅一生・豊田英二・井上大佑)。
戒名は「映明院殿紘國慈愛大居士」。
(参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
「雨あがる」:故・黒澤明監督が山本周五郎の短編をもとに書いた遺稿を、黒澤組のスタッフたちが映画化。剣の達人でありながら人の良さが災いし、思うように仕官になれない浪人をユーモラスに描く。堅苦しくない時代劇
★昌子役:中北千枝子
(なかきた ちえこ、1926年5月21日 - 2005年9月13日)は、女優。
夫は東宝のプロデューサーだった田中友幸。
1944年、東宝に入社。同年、『日常の戦ひ』でデビュー。
1947年、『素晴らしき日曜日』(黒澤明監督)に主演したほか、『めし』、『浮雲』、『流れる』などの成瀬巳喜男監督作品にも出演するなど、主に脇役として活躍。
また、1969年から1986年まで出演した日本生命のCM『ニッセイのおばちゃん』としても親しまれた。
2005年9月13日、急性心筋梗塞のため東京都渋谷区の自宅で死去。享年79。
(出演作品)
映画:素晴らしき日曜日(1947年)
醉いどれ天使(1948年)
めし(1951年)
浮雲(1955年)
流れる(1956年)
無法松の一生
ニッポン無責任時代
テレビ:白い巨塔(フジテレビ・1978年 - 1979年)財前五郎の母・黒川きぬ役
(参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
<映画クイズ>
▲今回「素晴らしき日曜日」の中で
ラストの公園シーンで流れる交響曲は?
▼前回「スペースファミリー/ジェットソンズ」の中で
ロボットお手伝いさんの名前は?
正解
ロージー
◆◆この映画をご覧になった方は感想をお寄せ下さい
↓NO.125「スペースファミリー/ジェットソンズ 」をご覧になってお寄せ頂いたお便りです
【まだ、映画版はみていませんが・・・】
いやー、実に懐かしい作品です。このアニメが流れるとテレビにかじりついていたように思います。
あの、ドアチャイムの音が今でも耳に残っています。(中野)
☆☆中野さん、お便りありがとうございました。
そうですね、色々な電子音が特徴的でした。
またのお便りをお待ちしております。 (映画で元気)
◇◇貴方のご覧になった他の<元気の出た映画・ドラマ>をご紹介して下さい
↓オススメ映画をお寄せ頂いたお便りです
【トラック野郎さんのオススメ「スペース・トラッカー」】
ああ、オレも早くこんなトラックで宇宙を乗り回したい。(トラック野郎)
☆☆トラック野郎さん、お便りありがとうございました。
きっと実際にトラックを運転されている方なのでしょうね。
どうか、安全運転でどうぞ。
またのお便りをお待ちしております。(映画で元気)
<データ>
「スペース・トラッカー」(Space Truckers)
製作: 1996年 アメリカ 日本ヘラルド映画配給(日本ビクター=フジクリエイティブコーポーレーション=メディアリング=エスピーオー提供)
監督:Stuart Gordon スチュアート・ゴードン
出演:Dennis Hopper デニス・ホッパー (John Canyon)
Steven Dorff スティーヴン・ドーフ (Mike Pucci)
Debi Mazar デビー・マザール (Cindy)
Charles Dance チャールズ・ダンス (Manucado)
Charles Dance チャールズ・ダンス (Nabel)
解説: 愛車(?)を駆り、宇宙空間狭しと駆けめぐるトラッカーたちの活躍を描いたSFアクション・コメディ。
SFXの効果的な使い方とノリの良い作風で、キッチュな未来世界を想像している点が愉快。
監督は「フォートレス」のスチュアート・ゴードン。
美術は「デモリションマン」「ジャッジ・ドレッド」のサイモン・マートン、編集は「スーパーマン」シリーズのジョン・ヴィクター・スミス、衣裳はジョン&アン・ブルームフィールド。
特殊視覚効果コーディネーターは「エイリアン」「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」のブライアン・ジョンソンと「ターミネーター2」「クリフハンガー」のポール・ジェントリー、特殊造形は「エルム街の悪夢 ザ・ドリームマスター」のスクリーミング・マッド・ジョージ、コンセプチュアル・デザインとして日本のイラストレーター、空山基が参加。主演は「フランキー・ザ・フライ」のデニス・ホッパー、「ブラッド&ワイン」のスティーヴン・ドーフ、「ガール6」のデビ・マザール。
共演は「マイケル・コリンズ」のチャールズ・ダンスほか
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