NO.108「え」のつく元気になった洋画2
<元気コメント>
例え無法と言えども、為すべきことは為すという信念がある時、少しも罪が感じられない。
<あらすじ>
1885年頃、アリゾナのトントから今のニューメキシコのローズバーグまでの路は、荒野を駅馬車で横切って、たっぷり2日を要した。
大男のくせに臆病な馭者バックのあやつる馬車が、今その旅程へ出発しようとしている。
ルシイ・マロリーは軍隊にいる夫の許へ行くため、身重の体でヴァージニアから来た若い妻である。
ウィスキー行商のピーコックはカンサスにいる妻子の許へ帰る途中だ。
呑んだくれの医師ブーンは、宿屋から叩きだされたので瓢然とこの車に乗込む。自ら紳士を以て任じている大賭博師のハットフィールドは、淑女ルシイに心ひかれ、危険な道中を護衛しようと同乗する。
もう1人の女ダラスは、新開地を流れ歩く酒場女で、今日この町の矯風会のお婆さんたちから追立てられ、やむなくこの車に乗った。
この一行を護衛するのは警察部長カーリーで、彼は脱獄囚リンゴウ・キッドを捕える目的をも持っている・・・
<データ>
「駅馬車」
(Stagecoach)製作:1939年 アメリカ ユナイテッド支社配給
監督:John Ford ジョン・フォード
原作:Ernest Haycox アーネスト・ヘイコックス
出演:Claire Trevor クレア・トレヴァー (Dallas)
John Wayne ジョン・ウェイン (Ringo Kid)
Andy Devine アンディ・デヴァイン (Buck)
John Carradine ジョン・キャラダイン (Harfield)
Thomas Mitchell トーマス・ミッチェル (Doc Boone)
解説:「台風」「男の敵」「肉弾鬼中隊(1934)」
のジョン・フォードがウォルター・ウェンジャー・プロで監督した映画で、雑誌コリアース掲載のアーネスト・ヘイコックスス作「ローズバーグへの駅馬車」に基づき、右記3映画と同じくダドリー・ニコルズが脚本を執筆した。出演者は「デッド・エンド」「15処女街」のクレア・トレヴァー、「ビッグ・トレイル(1930)」
以降西部劇専門のジョン・ウェインを始め、「翼の人々」のアンディ・デヴァイン、「サブマリン爆撃隊」「台風」のジョン・キャラダイン、「コンドル(1939)」
「台風」のトーマス・ミッチェル、「北海の子」のルイズ・プラット、「サブマリン爆撃隊」のジョージ・バンクロフト、「わが家の楽園」のドナルド・ミーク、「牧童と貴婦人」のバートン・チャーチル、「ステラ・ダラス(1937)」のティム・ホルト、「硝煙牧場」のトム・タイラその他である。撮影は「台風」「虎鮫島脱獄」のバート・グレノンが主宰している。
「肉弾鬼中隊」:「駅馬車」「黄色いリボン」等米国を代表する監督が初めて戦争を題材にした映画だが、単なる活劇映画ではなく、極限状態に追い込まれた人間の心理描写に力点を置いており、アクションシーンを売り物にした戦争映画とは、趣の全く違った作品になっている
「ビッグ・トレイル」:西部劇の名優、ジョン・ウェインが初主演を果たしたウエスタン。ミシシッピーからオレゴンへと西部開拓の夢を抱き進む大幌馬車隊。インディアン襲撃、大河の激流、暴風など幾多の困難に遭いながらも、果敢に立ち向かっていく彼らの姿を感動的に描く
「コンドル」:リタ・ヘイワース、ケーリー・グラントらハリウッド・スターが共演!
<「駅馬車」と言えば>
★『駅馬車』(Stagecoach)は、1939年のアメリカ映画
アメリカの西部劇映画として歴史に残る作品である。
原作はアーネスト・ヘイコックスの短編小説『ローズバーグ行き駅馬車』(ハヤカワ文庫「駅馬車」/井上一夫訳)。
それをジョン・フォード監督が、ジョン・ウェインを主役に据えて、スクリーンの中に観客を魅了するために何が必要かということを考えて、そのほぼすべてを盛り込んだ、典型的なウェスタン。
★西部劇のバイブル
西部劇のバイブルと言われる、アメリカ映画史に燦然と今も輝く金字塔。
ジャンルとしては西部劇だが実際には駅馬車に乗り合わせた人々の人間模様を描きつつ、終盤にはアパッチ襲撃と決闘という二つのクライマックスが待ち構えるという風に、99分という短い時間の中に映画の全てが込められている。
★映画評論家淀川長治が
映画評論家淀川長治が、東宝映画の宣伝部勤務になって最初に担当した作品でもある。
アルコール依存症気味の医者を演じたトーマス・ミッチェルが「風と共に去りぬ」が多くの主要部門で受賞した1939年のアカデミー賞で、助演男優賞を獲得した(ミッチェルはその「風と共に去りぬ」ではスカーレット・オハラの父の役を演じていた)。
なお、原住民(インディアン)に対する差別的な描写から、近年ではアメリカ国内での上映・放送は難しくなっている。
「風と共に去りぬ」も(黒人への)差別的な描写ゆえに公共の場所での上映・放送は禁止されている。
★ 駅馬車定跡
この映画のイメージからとって、駅馬車定跡と呼ばれる将棋の定跡がある。
1948年に、塚田正夫名人(当時)と升田幸三八段(当時)の五番勝負・第4局で指されたのが最初とされる。
その定跡は、相掛かり相腰掛け銀から、先手が▲2六飛と手待ちをしたのをとがめ、角交換から一直線の攻め合いになるものである。
駒が次々中央に集まってくる様子が、当時人気があった「駅馬車」のラストシーンを思い出させるということで、この名前がついた。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
★ジョン・ウェイン
NO.15「き」のつく元気洋画「黄色いリボン」参照
<映画クイズ>
▲「駅馬車」の中で
ジョン・ウェイン扮するリンゴウ・キッドが駅馬車の終点ローズバーグで敵対する相手の名前は?
▼前回「江分利満氏の優雅な生活」の中で
小説では、主人公は電機メーカーの宣伝部長
映画での、主人公は?
正解
洋酒メーカーの宣伝部員
◆◆この映画をご覧になった方は感想をお寄せ下さい
↓NO.107「江分利満氏の優雅な生活」をご覧になってお寄せ頂いたお便りです
【「血族」などで名前は知っていましたが】
私は農業を営んでいるので体験がありませんが、サラリーマンも結構大変ですね。
ユーモアあふれる作品で面白かったです。(おらんだ)
☆☆おらんださん、お便りありがとうございました。
きっと農業にも「優雅な生活」がおありなのでしょうね。
またのお便りをお待ちしております。 (映画で元気)
◇◇貴方のご覧になった他の<元気の出た映画・ドラマ>をご紹介して下さい
↓オススメ映画をお寄せ頂いたお便りです
【花よりもさんのオススメ「駅ステーション」】
はじめまして。元々健さんの映画は大好きなのですが、私は特にこの映画に元気を頂いたように思います。
(花よりも)
☆☆花よりもさん、お便りありがとうございました。
高倉健の映画で他にオススメがございましたらまたお寄せ下さい。
お便りをお待ちしております。(映画で元気)
<データ>
「駅ステーション」

製作:1981年 日本 東宝
監督:降旗康男 フルハタヤスオ
出演:高倉健 タカクラケン (三上英次)
いしだあゆみ (三上直子)
岩淵建 ウシオテツヤ (三上義高)
名古屋章 ナゴヤアキラ (高田)
大滝秀治 オオタキヒデジ (相場)
解説:オリンピックの射撃選手であり、警察官でもある一人の男と、事件を通して彼の心を通り過ぎていく女たちを描く。
脚本は「冬の華」
の倉本聰、監督は「仕掛人梅安」
の降旗康男、撮影は「復活の日」
の木村大作がそれぞれ担当「冬の華」:殺した相手の娘を気にかけ、伯父と偽り文通を続ける一方、堅気になれずヤクザの世界で破滅していく男の姿を描いたドラマ。仁侠映画独特の派手なアクションはなく、重厚な文芸調作品に仕上がっている。
「仕掛人梅安」:昼は貧乏な患者たちが集い、一心にその治療を行う善良な鍼医者である藤枝梅安にはもう一つの顔があった。その顔とは、悪党どもを闇から闇へ葬り去る夜の顔であった。闇の世界では、この男の名を「仕掛人梅安」と呼ぶ。時代小説の第一人者・池波正太郎の好評シリーズを完全映画化。金を貰い、悪を消す。悪を上回る極悪の男の凄みに、時代劇の仕掛人・萬屋錦之介が挑む
「復活の日」:1982年、東ドイツの研究所から猛毒ウイルス・MM-88が盗まれた。ところが盗み出したスパイの乗った飛行機はアルプス山中で事故に遭ってしまい、ウイルスが地上に蔓延。人類は、南極にわずかに残るだけとなった。その生存者の一人、地震研究者吉住は、さらに大きな危険が近づいていることに気づく。アメリカ東部に大地震がおきる可能性があり、それは核ミサイルの発射を誘発するものだったのだ。
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