NO.106「う」のつく元気になった洋画2
<元気コメント>
夫婦共に職を失い、さらに住むところも危ういながら、結局努力と工夫でなんとか道を切り開いていく姿は、じわじわと元気をもらえます。
<あらすじ>
ヘルシンキの街。かつての名門レストランをきりもりするイロナ(オウティネン)は、大手チェーンに店をのっとられ失業。
夫のラウリもトロリーバスの運転手の職を突然クビ。つらいご時世、夫婦揃って失業の憂き目。イロナは飲食業の職口を探すがなかなか雇ってもらえない。これまで店長だったという自負をかなぐり捨てて、ようやく皿洗いの仕事にありつくが、うまくいかない。しかも、夫の方はすっかりやけ酒に溺れてしまう始末。さらにイロナはかつての同僚ともう一度店を始めるための資金作りに、ギャンブルに手を出すが、全財産をすってしまう。
こうして夫婦はスッカラカン。アパートまで売りに出される始末。まさに人生どん詰まり。しかし、ある日、イロナは昔の仲間と出会い・・・
<データ>
「浮き雲
製作:1966年 フィンランド ユーロスペース配給
監督:Aki Kaurismaki アキ・カウリスマキ
出演:Kati Outinen カティ・オウティネン (Ilona)
Kari Vaananen カリ・ヴァーナネン (Lauri)
Elina Salo エリナ・サロ (Mrs. Sjoholm)
Sakari Kuosmanen サカリ・クオスマネン (Melartinn)
Markku Peltola マルク・ペルトラ (Lajunen)
解説:失職した夫婦が苦節の末、希望を見いだすまでを、簡潔ながら豊かなタッチで描いた一編。
監督・製作・脚本・編集は、「マッチ工場の少女」「愛しのタチアナ
撮影のティモ・サルミネン、美術のマルック・ペティレとユッカ・サルミ、録音のヨウコ・ルッメ、衣裳のトゥーラ・ヒルカモらはカウリスマキ組の常連。
出演も、カティ・オウティネン(「マッチ工場の少女」)、カリ・ヴァーナネン(「ラヴィ・ド・ボエーム」)ほかカウリスマキ組の常連。
なお、本作は、前作までカウリスマキ作品の顔だったマッティ・ペロンパー(95年死去、本作ではポートレートの写真で特別出演)に捧げられている。
97年キネマ旬報外国映画ベスト・テン第3位
「愛しのタチアナ
<「浮き雲
★監督アキ・カウリスマキ(参考)
(Aki Kaurism?ki, 1957年4月4日 - )はフィンランドの映画監督。
1957年オリマティラ生まれ。ヘルシンキの大学に在学中から映画雑誌に投稿しはじめ、評論家として働き始めたが、すぐにシナリオを書いたり、助監督として製作に携わるようになった。
1980年に兄のミカ・カウリスマキの作品に俳優として出演した。
1983年、初の長編作品『罪と罰』がフィンランド国内で注目される。
『パラダイスの夕暮れ』が東京国際映画祭やカンヌ国際映画祭に出品され、以降国際的な注目を集める。
日本では1990年公開の『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』以降、認知され、人気・評価ともに高まる。
2002年『過去のない男』でカンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
普通の人々の冴えない日常をよく描いている。セリフも大変少ない。
兄のミカ・カウリスマキと共同で映画制作会社や映画館を経営してもいる。
★監督アキ・カウリスマキの映画
罪と罰 Rikos ja rangaistus (1983)
カラマリ・ユニオン Calamari Union (1985)
ロッキーVI Rocky VI (1986) (ロッキーシリーズとは無関係 )
パラダイスの夕暮れ Varjoja paratiisissa (1986)
ハムレット・ゴーズ・ビジネス Hamlet liikemaailmassa (1987)
真夜中の虹 Ariel (1988)
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ Leningrad Cowboys Go America (1989)
マッチ工場の少女 Tulitikkutehtaan tytt? (1990)
コントラクト・キラー I Hired a Contract Killer (1990)
ラヴィ・ド・ボエーム Boheemiel?m?? (1992)
愛しのタチアナ
レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う Leningrad Cowboys Meet Moses (1994)
トータル・バラライカ・ショー Total Balalaika Show (1994)
浮き雲
白い花びら
過去のない男 Mies vailla menneisyytt? (2002)
10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス Ten Minutes Older: The Trumpet (2002)
街のあかり Laitakaupungin valot (2006)
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
<映画クイズ>
▼前回のクイズ「上を向いて歩こう 坂本九物語」の中で
坂本九がライフワークとして目指したのは?
正解
福祉
(結婚で新たな幸福を見つける一方、九は、福祉をライフワークにすることを決意する。
その後、9年間にわたり福祉番組に出演し、恵まれない人々を励まし続けた)
▲今回のクイズ「浮き雲
イロナが勤めていた名門レストランの名前は?
◆◆この映画をご覧になった方は感想をお寄せ下さい
(今回のお便りはありません)
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↓オススメ映画をお寄せ頂いたお便りです
【牧田さんのオススメ「雨月物語」】
一見怪談かと思える映画ですが、なぜか疲れたなぁと思うときに見てしまう映画なのです。(牧田)
☆☆牧田さん、お便りありがとうございました。
この映画は貴方にとっては清涼剤なのですね。
どの辺がお気に入りなのでしょうか。
またのお便りをお待ちしております。(映画で元気)
<データ>
「雨月物語」
(ウゲツモノガタリ)製作:1953年 日本 大映
監督:溝口健二 ミゾグチケンジ
出演:京マチ子 キョウマチコ (若狭)
水戸光子 ミトミツコ (阿浜)
田中絹代 タナカキヌヨ (宮木)
森雅之 モリマサユキ (源十郎)
小沢栄 オザワサカエ (藤兵衛)
解説: 戦乱の到来を契機に、大商いを目論む陶器の名工・源十郎と、侍として立身出世を夢見る弟の藤兵衛、そして息子と家族三人で貧しくともささやかな幸せを望む妻の宮木。
そんな三人の命運を、やがて荒廃した時代が飲み込んでいく…。
上田秋成の「雨月物語」九話のうち「蛇性の婬」「浅茅が宿」の二つを採って自由にアレンジした川口松太郎の小説(オール読物)を原型として、川口松太郎、依田義賢が共同脚色した。
製作の永田雅一、企画の辻久一、共に「大仏開眼」のトップ・スタッフ。
監督、撮影は「お遊さま」以来のコムビ溝口健二と宮川一夫である。
早坂文雄、伊藤熹朔がそれぞれ音楽・美術面の総監督にあたり、風俗考証を甲斐荘楠音、舞及び謡曲の指導を観世流の小寺金七がする。
キャストは「大仏開眼」の京マチ子、水戸光子、「煙突の見える場所」の田中絹代、「妖精は花の匂いがする」の森雅之などの他俳優座の小沢栄、青山杉作が出演する。
↓オススメ映画をお寄せ頂いたお便りです
【ソルトさんのオススメ「浮雲」】
昔見た映画が、DVDになっていたのを見つけました。男と女の業の深さをとても感じた作品です。(高知 ソルト)
☆☆高知のソルトさん、お便りありがとうございました。
実は、次回の「う」のつく元気になった洋画2では「浮き雲
またのお便りをお待ちしております。(映画で元気)
<データ>
「浮雲」
(ウキグモ)製作:1955年 日本 東宝
監督:成瀬巳喜男 ナルセミキオ
原作:林芙美子 ハヤシフミコ
出演:高峰秀子 タカミネヒデコ (幸田ゆき子)
森雅之 モリマサユキ (富岡兼吾)
中北千枝子 ナカキタチエコ (妻邦子)
木村貞子 キムラサダコ (母)
山形勲 ヤマガタイサオ (伊庭杉夫)
解説:幸田ゆき子は昭和十八年農林省のタイピストとして仏印へ渡った。そこで農林省技師の富岡に会い、愛し合ったがやがて終戦となった。妻と別れて君を待っている、と約束した富岡の言葉を頼りに、遅れて引揚げたゆき子は富岡を訪ねる
林芙美子の代表作を「山の音」の水木洋子が脚色し、「晩菊」の成瀬巳喜男が監督する。撮影は「ゴジラ(1954)」の玉井正夫、音楽は「不滅の熱球」の斎藤一郎が担当した。
出演者は「この広い空のどこかに」の高峰秀子、「悪の愉しさ」の森雅之、「結婚期」の岡田茉莉子、「真実の愛情を求めて 何処へ」の中北千枝子のほか、山形勲、加東大介、木村貞子などである。
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