NO.111「か」のつく元気になった邦画2
<元気コメント>
生と性。
人にとってはいずれもかけがえがない。
(走り回る医者カンゾー先生とそれを囲む一筋縄ではいかない登場人物たち:世良公則=モルヒネ中毒の外科医、唐十郎=生臭坊主、松坂慶子=料亭の後家、麻生久美子=売春看護婦ソノ子)
<あらすじ>
昭和20年、夏。戦時下の岡山県日比の海岸を、開業医・赤城風雨が走っていた。
彼は父の代からの家訓である「開業医は足だ片足折れなば片足にて走らん両足折れなば手にて走らん疲れても走れ寝ても走れ走りに走りて生涯を終らん」を胸に、こうして病人の家を往診して回っているのだ。
しかし、病人たちは殆ど無償に近い値段で診てくれる風雨に感謝しながらも、その一方でどんな患者にも肝臓炎としか診断しない風雨のことを「肝臓先生」と渾名するのだった・・・
<データ>
「カンゾー先生」

製作:1998年 日本 東映配給
監督:今村昌平 イマムラショウヘイ
原作:坂口安吾 サカグチアンゴ 「肝臓先生
出演:柄本明 エモトアキラ (赤城風雨)
麻生久美子 アソウクミコ (万波ソノ子)
Jacques Gamblin ジャック・ガンブラン (ピート)
世良公則 セラマサノリ (鳥海)
唐十郎 カラジュウロウ (梅本)
解説:昭和20年、戦時下の岡山県の小さな漁師町を舞台に、患者を肝臓炎としか診断しない風変わりな町医者と彼を取り巻く町民たちの生き様を描いた人間喜劇。
監督は「うなぎ」
の今村昌平。坂口安吾の原作を基に、今村と「うなぎ」の天願大介が共同脚色。
撮影を「出現!東京龍/TOKYO DRAGON」の小笠原茂が担当している。
主演は「鍵」
の柄本明。第51回カンヌ国際映画祭特別招待、報知映画賞主演男優賞&助演女優賞受賞作品。キネマ旬報日本映画ベスト・テン第4位
「うなぎ」:冴えない中年の山下は、無口で無愛想ながら小さな理髪店を切り盛りしていた。実は、店のオーナー以外は知らないが、彼は浮気した妻を殺した刑務所帰りの男だった。山下は自殺未遂した桂子と知り合って共同生活を始め、次第に世間に溶け込んでいく。ところが、そこにムショ仲間が現れ、過去をばらすと彼を脅迫、さらに桂子の夫も出現して…。
「鍵」:芸術か。猥褻か。耽美的世界を余すところなく描いた谷崎文学最高峰作品の映画化!(R−15)
<「カンゾー先生」と言えば>
★原作者 坂口安吾
(さかぐち あんご、1906年(明治39年)10月20日 - 1955年(昭和30年)2月17日)
日本の小説家、エッセイスト。本名は炳五(へいご)。
東洋大学文学部印度哲学科卒業。
純文学のみならず、歴史小説、推理小説、文芸エッセイまで、幅広く活動した。
終戦直後に発表した『堕落論』などにより時代の寵児となり、無頼派と呼ばれる作家の一人、その後の多くの作家にも影響を与えた。
(無頼派)
1946年に発表した『堕落論』は終戦後の暗澹たる世相の中で、戦時中の倫理を否定し、「堕ちきること」を肯定して多大な反響を呼んだ。
小説『白痴』との2作によって安吾は戦後の世相に大きな影響を与える。
また、太宰治、石川淳、織田作之助らと共に新文学の旗手とされ、無頼派、新戯作派と呼ばれる。
これによって人気作家となるが、ヒロポンなどの薬物を打ちながらの執筆により薬物中毒となり、遂に錯乱状態となって入院、退院後に再発して伊東での転地療養で回復に至った。
(「道鏡」)
自伝的作品として「風と光と二十の私と」などがある。
主に20代の青春期の精神遍歴が連作風に書かれ、特に「二十七歳」「三十歳」では当時新進女流作家であった矢田津世子との恋愛についてを描いており、安吾自身も年代記の眼目としている。
歴史小説としては、三好達治の影響で切支丹に興味を持った1940年に「イノチガケ」を発表、続いて「島原の乱雑記」「鉄砲」を書く。
戦時中には作品発表の場が大幅に減り、歴史書を読み漁り、1944年に「黒田如水」発表、翌年「二流の人」執筆(1948年刊行)、1947年「家康」「道鏡」を発表。
「道鏡」は、戦前の史観では悪逆非道とされていた人物を取り上げた安吾らしい作品としてセンセーショナルに迎えられ、内容はむしろ女帝としての孝謙天皇を描いたものだったが、天皇家の権威を否定する史観も含んでいた。
(古代王朝に関する大胆な仮説も提唱)
1951年から日本各地を取材してその歴史考察を記した「安吾新日本地理」を『文藝春秋』に連載、古代王朝に関する大胆な仮説も提唱した。
翌年には「安吾史譚」を『オール讀物』に連載。
1955年に「安吾新日本風土記」を『中央公論』で連載開始するも未完のままとなる。
1952年10月から翌3月まで新聞『新大阪』に覆面作家として連載長編小説「信長」を発表。
連載と並行して作者名を当てる懸賞募集もおこなわれ、応募総数2784通のうち正解は1299名だった。
(第2回探偵作家クラブ賞を受章)
少年時代から推理小説の熱烈な読者であった安吾は、第2回探偵作家クラブ賞を受章した『不連続殺人事件』の他、長編『復員殺人事件』、短編「能面の秘密」など、時代ものとして『明治開化安吾捕物帖』を書いた。
安吾の推理小説は「推理を楽しむ小説」「パズルを解くゲーム」という考え方によるもので、推理作家としてはアガサ・クリスティを最高の作家として挙げている。
しかし推理小説を読んで真犯人を当てるのはまれで、「彼の推理は不可思議な飛躍をする」ことが多かったようだ(推理小説作家であった大井広介による回想)。
(囲碁は強く)
他、将棋や囲碁も好んでおり、特に囲碁は強く、京都滞在時には碁会所席主として生活していたほどであった。
真部一男によればアマ4、5段クラスの強豪であったといい、後に囲碁のアマ八段になった将棋名人の升田幸三と対局し、勝っている。
また、将棋の名人戦の観戦記なども多数執筆しており、木村義雄・升田幸三・大山康晴らについて述べている。
将棋観戦記として、安吾のものは評価が高く、木村義雄が千日手回避をおこなって敗北したとき、木村を厳しく批判した「散る日本」は名作として名高い。また、大山康晴を高く評価しており、大山を主人公にした小説も執筆している。(ただ、将棋については「駒の動かし方も知らない」と記している)
新津市大安寺(現新潟市)の坂口家墓所に葬られた。
1957年、新潟市寄居浜の護国神社境内に「ふるさとは語ることなし」の詩碑が建立された。
また毎年2月17日は安吾忌が催されている。
一人息子の坂口綱男は写真家。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
★カンゾー先生を演じた柄本 明
(えもと あきら、1948年11月3日 - )は、東京都中央区出身の俳優。妻は角替和枝、息子は柄本佑、柄本時生。
1976年、ベンガル・綾田俊樹らと共に劇団東京乾電池
を結成。1998年、『カンゾー先生』で第23回報知映画賞最優秀主演男優賞や日本アカデミー賞最優秀主演男優賞などを受賞。
2004年『座頭市』
などで第58回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞。「劇団東京乾電池 夏の夜の夢」:柄本明率いる“劇団東京乾電池”が劇団員総出演で贈る、創立30周年記念公演の模様を収録。あまりにも有名なシェイクスピアの幻想劇を、妖しく演じきった賑やかで詩情豊かな作品
『座頭市』:その日、訳ありの三組が同じ宿場町にやってきた。一人は金髪で朱塗りの杖を持ち、盲目の居合いの達人・座頭市。もう一組は浪人の服部源之助とその妻おしの。殿様の師範代という身分を捨てた服部は、病気を患う妻のために用心棒の職を探していた。さらにもう一組、旅芸者のおきぬとおせいの姉妹。彼女たちの三味線には人を殺めるための仕掛けが施されていた。やがて因縁や怨恨の入り交じる壮絶な闘いが幕を開ける。
(志村けんとのコントは息がピッタリ)
シリアスな演技だけでなく、『志村けんのだいじょうぶだぁ』や『志村けんのバカ殿様』
などにおける志村けんとのコントは息がピッタリで印象深いが、本人は「コントは志村さんとしかやらない」と明言している。この柄本・志村コンビでのコントでは、柄本が強烈な個性を持つボケ役を演じ(婚期を逃した四十路女性、挙動不審なサラリーマン、年増の芸者など)、志村がツッコミに徹する形で笑いを誘発するパターンが取られている。
「志村けんのバカ殿様 秋の巻」:下品、ベタ、卑猥…でも面白い、“コントの天才”志村けんによる超定番「バカ殿」がDVDで登場!白塗りメイクのバカ殿が、常軌を逸した行動で城内〜城下町を混乱の渦に陥れる!意外に豪華なゲスト陣にも注目
(愛称は「えもっちゃん」)
2006年、NHK大河ドラマ『功名が辻』
で親子共演を果たした。『スタジオパークからこんにちは』でゲストとして呼ばれたときには、収録の最中だったのか受け狙いだったのかは定かではないが、秀吉役の格好のままで登場。
その姿で東京乾電池30年の歴史などを語った。
余談だが、夢を語る男が嫌いらしい(子供ならよいが)。聞くと虫唾が走るという。
愛称は「えもっちゃん」。
「NHK大河ドラマ 功名が辻 スペシャル」:真心ひとつで戦国を駆け抜けた武将・山内一豊と、“励ますこと”に特別の才能を持った一豊の妻・千代の生涯を描いた、2006年NHK大河ドラマの総集編DVD
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
<映画クイズ>
▼「カンゾー先生」の中で
Jacques Gamblin ジャック・ガンブラン(ピート)が扮する脱走兵はどこの国の人?
▲前回「俺たちに明日はない」の中で
ボニーとクライドの二人が逃避行に使い、警察の車では追いつけなかったというどこのメーカーの車?
正解
フォード
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↓オススメ映画をお寄せ頂いたお便りです
【アーサーさんのオススメ「王様の剣」】
アニメですが、ワートがマーリンに教育されていく姿が見ているだけで元気がでます。(アーサー)
☆☆アーサーさん、お便りありがとうございました。
ディズニー映画らしくカラーがきれいで夢のある作品でしたね。
またのお便りをお待ちしております。(映画で元気)
<データ>
「王様の剣」

製作:1963年 アメリカ ディズニー 配給
監督:ウォルフガング・ライザーマン
出演:リッキー・ソーレンソン カール・スウェンソン ジュニウス・マシューズ イサ・クエンセル ノーマン・アルデン
解説:鉄床に突き立てられた剣を引き抜くことができた者が、次の王様になるであろうと語り継がれていた中世のイギリス。
城で働くみなしごの少年ワートは、森の中で魔法使いマーリンに出会います。
ワートを未来の王様と予言していたマーリンは、ワートに帝王教育を始めます。
その中でワートは、生きるための勇気、知恵、愛を学んでいくのでした。
イギリスに伝わるアーサー王伝説を、ディズニーの色鮮やかなアニメーションでお楽しみください


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